アプリの管理全般が行えるAppMgr III

AppMgr IIIはアプリの停止、ドロワーでの非表示、アプリによって作成されたキャッシュファイルの削除、端末に装着した外部SDカードにアプリを移動といったアプリ全般の管理を行う事が出来るアプリです。殆どの機能はAndroid標準の設定からでも行う事が出来ますが、アプリの停止や非表示、外部SDカードへの移動が可能なアプリ一覧を手早く表示させる事ができ、複数アプリのキャッシュファイルも一括で削除する事が出来ます。

AppMgr III メイン画面
AppMgr III ストレージ
AppMgr III アプリ管理画面
開発/提供Sam Lu
確認バージョン5.66
Android 要件6.0以上
価格無料(広告有り)
ダウンロードGoogle Play
AppMgr III概要

AppMgr IIIは大量のアプリをインストールしている環境、または最初から多くのアプリがプリインストールされている環境で有用です。ただ先に書いておくと最も期待していた外部SDカードへのアプリの移動は殆どのアプリで使用出来ず期待していたものではありませんでした。

AppMgr IIIは無料で使用出来ますが有料の高機能版であるAppMgr Pro IIIでは広告が非表示になりウィジェットからワンタップでキャッシュ削除が行える他、ターボモードが使用出来ます。AppMgr Pro IIIの現在価格は500円となっています。

AppMgr III 設定、使い方

AppMgr IIIインストール後、初回起動時に「ようこそ」画面が表示されるので「続行」から「開始」と進んでいきます。概要や機能の画面が表示されたら一通り確認して画面左上の矢印の戻るボタンで閉じて「次のステップ」から「同意する」で更に進みます。

AppMgr III 初回起動画面
AppMgr III ようこそ画面
AppMgr III 概要と機能

「Grant permissions」の画面が表示されたら「許可」から「使用履歴にアクセスできるアプリ」の中からAppMgr IIIを選択して「使用状況へのアクセス」で許可を有効化します。

AppMgr III Grant permissions
AppMgr III 使用履歴にアクセスできるアプリ
AppMgr III 使用状況へのアクセス

以降は起動時にホーム画面に相当するダッシュボードが表示され、各機能をメニューアイコンのタップから表示出来る他、下にスクロールするとストレージの使用状況を確認出来たり、「Large cache」で容量の大きいキャッシュファイルの削除、停止中のアプリ、ドロワー非表示のアプリ、使用していないアプリの確認を行う事が出来ます。

AppMgr III ダッシュボード画面
AppMgr III ストレージの状況
AppMgr III サイドメニュー

画面左上の3本線のボタンからサイドメニューが表示され各機能の画面表示の他、「設定」で設定画面が表示出来ます。設定にはアプリ起動時に最初に表示する画面の指定や表示の有無、挙動に関連する項目がありますが特に変更は必要無いと思われます。

アプリ管理

ここから各機能を見ていきます。アプリ管理ではインストールされているアプリ一覧が表示され、上部のアプリ数の右側にあるソートボタンから指定のルールで並べ替える事が出来ます。各アプリをタップすると個別にキャッシュの削除が出来る他、インストール日や最終更新日が確認出来ます。

AppMgr III アプリ管理画面
AppMgr III 並べ替え
AppMgr III アプリ個別画面

一部未翻訳となっていますが「FREEZE APP」でアプリの停止が行え、「アプリ情報」でAndroid標準のアプリ情報画面を表示、更にここからアンインストールも行えます。

アプリ移動

アプリ移動のメニューアイコンはSDカードを端末に装着している場合のみ表示されます。画面を表示すると移動可能なアプリ一覧が表示されますが、移動可能なアプリは少数な上にSDカードに×の入ったアイコンが付いているアプリは移動により不具合が出る可能性のある物で、外部SDカードへの移動は非推奨となっています。

AppMgr III アプリ移動画面
AppMgr III アプリ情報
AppMgr III SDへの移動

今回は非推奨なのを承知でアプリを移動させてみます。アプリを選択後に「アプリの移動」から「SDへの移動」画面を表示してメディアプレイヤーの再生ボタンのような実行ボタンをタップ。

初めてこの機能を使用する場合は権限の許可が必要となり「許可」から「他のアプリの上への表示を許可」を有効化します。更に「SDカードに移動するべきでないアプリケーション」の説明画面が表示されますが、「移動の実行」で進んでみます。

AppMgr III 権限の許可
AppMgr III ほかのアプリの上に表示
AppMgr III SDカードに移動するべきでないアプリ

「アプリ情報」画面が表示されるので下部にあるヒント通り「ストレージ」から「変更」と進み「ストレージの変更」画面でSDカードを選択。最後に確認画面が出るので「移動」で実行。

AppMgr III アプリ情報
AppMgr III ストレージの変更
AppMgr III ストレージを移動

結果、移動自体は成功しましたがアップデート後に再び内蔵ストレージ内に戻されたので再度SDカードへ移動し直し。起動させてざっと使ってみた所、特に問題は出ませんでしたが長時間使用すると不具合が出るなどあるかもしれません。因みに×マークが付いていないアプリなら気にせず移動出来ますが、移動出来るアプリ自体が少ないので、この機能の実用性は高くありません。

停止アプリ/アプリ隠し

「停止アプリ」機能ではロングタップから複数のアプリを選択して一括でアプリを停止状態に出来ます。実行後は上部タブを「停止済」に切り替えて確認が可能。「アプリ隠し」ではアンインストール出来ない使わないアプリをドロワーから非表示に出来ます。これはAndroid標準設定の「無効にする」を行うだけのものではありますが、それが可能なアプリだけが表示されます。

AppMgr III 停止アプリ画面
AppMgr III 停止するアプリ
AppMgr III アプリ隠し画面

他、「App groups」では移動可能なアプリやSDカードに移動済みのアプリ、隠し可能、隠し中、停止可能、停止中といったアプリをそれぞれ表示させる事が出来ます。

AppMgr Pro III 感想

SDカードへのアプリの移動やドロワー画面からの非表示はAndroidの標準設定からでも出来る事ではあっても、どのアプリが出来てどのアプリが出来ないのかを一つ一つ確認していくのは大変で、AppMgr Pro IIIを使うとそれを容易に知る事が出来るのが便利。ただ、使用する前まで期待していたSDカードへのアプリの移動が殆どのアプリで出来なかったのにはガッカリしました。

幾つかある機能の中で私的に一番便利だと思ったのがアプリのキャッシュファイルの削除機能で、複数のアプリのキャッシュファイルを同時に一括削除出来るのが良かったです。