遂に公式のAndroid版が登場 ChatGPT

2023年9月2日

ChatGPTは今話題のチャットボットと呼ばれるAI(人工知能)との対話アプリです。最近までGoogle Play内でChatGPTを思わせる胡散臭いアプリが大量に出回っていましたが、2023年07月26日に正式にOpenAI公式のAndroid版が公開されました。質問すると、かなり自然な文章で返答が返ってきますが100%正解が返ってくる訳ではないので過信は禁物。通常のスクリーンキーボードからの入力以外に音声入力にも対応しています。

ChatGPT メイン画面
ChatGPT Data Controls
ChatGPT Subscription
開発/提供OpenAI
確認バージョン1.0.0023
Android 要件6.0以上
価格無料(広告無し)
ダウンロードGoogle Play
ChatGPT概要

絶対的な正解の無いような質問、例えば「面白いPS5のゲーム」を聞いてみるとお勧めのソフトを5本挙げてくれたりと、気になった事を質問したらそれらしい回答をしてくれるのが楽しいアプリです。ただ、「これからのドル円相場」といった質問には「未来の予測は出来ません」と当然の回答が返ってきました。他に「〇〇な機能があるWindows用ソフトウェア」といった具体的な質問では明確に回答が得られたので、単なる娯楽用途だけでなく実用性も感じられました。

ChatGPTは現在無料、無広告で使用出来ますが有料のChatGPT Plusが近々追加される予定です。PlusではGPT-4と最新のベータ機能の使用、優先アクセス、更に早い応答速度で使用出来る模様。

ChatGPT 設定、使い方

ChatGPTインストール後、初回起動時にサインアップ/ログイン画面が表示されるので筆者はGoogleアカウントを選択して進みました。アカウント選択後、名前、苗字、生年月日の入力欄が表示されるので任意の名前と日/月/西暦順で生年月日を入力して「Continue」で進みます。

ChatGPT サインアップ/ログイン
ChatGPT アカウントの選択
ChatGPT 名前と生年月日

電話番号の入力欄が表示されるのでSMSが受信出来る携帯電話の番号を入力して「Send code」で進みます。直ぐにSMSに6桁のコードが送られてくるので「Enter code」の下にある入力欄に入力。「Welcome」画面が表示されるので「Continue」で進むとChatGPTのメイン画面が表示されます。

ChatGPT 電話番号の入力
ChatGPT SMSに送られてきたコードを入力
ChatGPT Welcome画面

メイン画面では左上の3本線のボタンからサイドメニュー(ナビゲーションドロワー)を表示、下部の入力欄からメッセージを入力、その隣の上矢印でメッセージを送信します。サイドメニューの「History」は過去の履歴を表示、「Settings」から設定画面が表示され「Data Controls」にある「Chat History…」を無効にする事で履歴の保存を止めたり「Clear Chat History」で過去の履歴を削除出来ます。

ChatGPT メイン画面
ChatGPT サイドメニュー
ChatGPT 設定画面

普通にスクリーンキーボードから入力しても良いのですが、マイクボタンから音声入力を使うと手早く入力出来ます。初めて使用する場合は「音声の録音」を許可する必要があります。音声入力ではマイクボタンをタップした後、下部に「Tap to stop recording」と表示されている状態で喋り、終わったら下部の画面をタップ、喋った内容がテキスト化されたのを確認して上矢印ボタンで送信。

ChatGPT 返答
ChatGPT 音声の録音を許可
ChatGPT 音声入力

因みに何かの拍子に返答が中国語や英語になったりする事がありますが、バグなのか何なのか不明。

ChatGPT 感想

冒頭の方でも書きましたが、質問に対して自然な文章で返答してくるのに驚きました。本当に人間同士でチャットしているような感覚になります。ただ、際どい質問に対しては意図的に明言を避けているような節はありますが、純粋に使っていて面白いアプリだと思いました。内容によってはGoogle検索した方が早い場合もありますが、逆にChatGPTの方が早く答えに辿り着ける可能性もあります。最近ではAIに絵を描かせるなんて事も流行っているようですし、この分野はこの先もまだまだ想像超える速さで発展していくと思われます。