アプリごとに画面の向きや音量を自動化出来るスマートトグル

スマートトグルはアプリを起動した際に自動でユーザが指定した設定に切り替える事が出来る自動化アプリです。出来る事は画面の自動回転、もしくは指定の向き、Wi-Fiのオン/オフ、Bluetoothのオン/オフ、明るさの自動調整のオン/オフ、メディアボリューム、画面オンの維持の有無となっています。これらを全てアプリごとに設定が可能。自動化出来る項目が少なく物足りなさを感じますが、その分だけ簡単で手軽に扱えます。

スマートトグル ホーム
スマートトグル アプリ設定
スマートトグル 個別設定
開発/提供ChYK the dev
確認バージョン1.0.4
Android 要件5.1以上
価格100円/年、299円/永久
ダウンロードGoogle Play
スマートトグル概要

当ブログで掲載しているアプリは殆どが無料アプリですが、スマートトグルは有料アプリでインストールから14日間、体験版として試用する事が出来ます。価格は100円/年、299円/永久となっており決して高くはありませんが、やれる事が限られているだけに微妙な所ではあります。

スマートトグル 設定、使い方

スマートトグルインストール後、起動すると画面上部に「有効にするには、こちらをクリック」と表示されているのでタップ。更に「アクセシビリティサービス」と「設定変更」をタップして表示されるAndroid設定から両方を有効化します。

スマートトグル ホーム画面
スマートトグル 権限
スマートトグル Androidのユーザ補助

スマートトグルが有効状態になった所で、デフォルトポリシーを見ていきます。デフォルトポリシーは個別設定を行っていないアプリに対する挙動の設定になります。「現在の設定を維持」はそのままの意味で、自動での変更は行いません。「アプリの最後設定値を復元」は個別設定を行っていないアプリの設定値を記憶して復元します。例えばAアプリを音量0にして閉じてBアプリで音量を最大にして再びAアプリを起動すると音量は自動で0になります。「指定した設定値を使用」は個別設定しているアプリ以外、ユーザ指定の設定値に毎回復元されます。

それを踏まえた所でまずは自動回転から見ていきます。「指定した設定値を使用」では自動回転の他、0 °、90°、180°、270°の中から画面の向きを指定出来ます。

スマートトグル 有効状態
スマートトグル 自動回転
スマートトグル 自動回転の指定した設定値

Wi-Fiにおいては事前にWebブラウザでアクセスして「TotalTool」のインストールが必要となります。タップして表示される「通知」の画面内の「ダウンロード」から該当のページが表示されますが、Wi-Fiの有無の自動切り替え機能を使用しない場合はインストールする必要はありません。

スマートトグル Wi-Fi
スマートトグル Wi-Fi設定
スマートトグル Wi-Fi設定の設定値

Bluetoothの設定では「指定した設定値を使用」を選択した場合、オン/オフの指定、「明るさの自動調整」も同様にオン/オフの指定となります。「メディアのボリューム」に関してはスライダーで大まかな音量の指定が可能です。

スマートトグル Bluetooth
スマートトグル 明るさの自動調整
スマートトグル メディアのボリューム

上部のタブを「アプリ別設定」に切り替えるとインストールしているアプリ一覧が表示されます。ここから特定のアプリを選択して、そのアプリを起動した際の挙動を設定出来ます。一覧からアプリを選択したら上部にある「個別設定」をオン。後はデフォルトポリシーと設定方法は殆ど同じですが、異なる点として「画面オンを維持」の項目があります。

スマートトグル アプリ別設定
スマートトグル 個別設定オン
スマートトグル 個別設定

個別設定を行う事で、例えばWebブラウザを使用している時はメディア音量を自動で0にするとか、普段はBluetoothをオフにして音楽プレイヤーアプリを起動した時だけBluetoothをオンにするといった事が出来ます。

スマートトグル 感想

これが無料アプリなら手軽に使える自動化アプリとして評価したのですが、上でも書いたように有料アプリなのが何とも言えない所。自動化アプリなら有名処ではTaskerMacroDroidがありますし、MacroDroidに至っては広告多めではあるものの無料アプリですからね。

それと自動化できる項目が少なすぎるのも難点。私的にはGPSのオン/オフは欲しかった所ですが、モバイル通信のオン/オフや画面の明るさを細かく設定出来たら良かったのにとは感じました。