スクリーンオフの状態でも撮影出来るBackground Video Recorder
Background Video Recorderは端末をスクリーンオフにした状態や他のアプリを使用している時でもバックグラウンドで動作し、録画し続けられるカメラ撮影アプリです。Android標準のカメラアプリでは撮影中に電源ボタンを押してスクリーンオフにすると録画は停止しますが、Background Video Recorderではその状態でもカメラでの録画を維持し続けます。
| 開発/提供 | DroidCoolApps |
| 確認バージョン | 1.0.34 |
| Android 要件 | 7.0以上 |
| 価格 | 無料（広告有り） |
| ダウンロード | Google Play |
使わなくなった古いスマホを防犯カメラ代わりにしたり、ペットの状態を長時間記録したいといった用途に良さそう。毎日指定の時間だけ録画するタイマー機能も備えています。また、シャッター音の無い無音での写真撮影も出来ますが、全ての端末で出来るのかは不明。
Background Video Recorderは無料で使用でき筆者が確認した範囲では機能制限もありませんでしたが、アプリ画面内に広告が表示されます。この広告は寄付により非表示になりますが、寄付額によって非表示になる範囲が異なります。寄付額は現在最小で100円、最大で1,260円の他、毎月払いが用意されています。
Background Video Recorder 設定、使い方
Background Video Recorderインストール後、初回起動時に「写真と動画の撮影を許可しますか？」と表示されるので「許可」します。また、メイン画面が表示されるとバッテリーアイコンが右端に表示されている筈なので、ここからAndroid設定を表示してBackground Video Recorder（バックグラウンドビデオレコーディング）を最適化から除外して下さい。
電池の最適化からの除外の目的や方法については別途、AndroidのスリープにおけるDoze機能の問題に掲載しています。
画面内のボタンの機能はアイコンで大体想像が付くと思いますが、左端にあるボタンは上からカメラのリアとフロントの切り替え、ライトの有無、音声の録音の有無、タイマー設定の表示。右端は寄付画面表示、日/夜/自動の撮影モードの切り替え、写真撮影となっています。
タイマーの設定では「一度」を選択すると日付と時刻を設定、「毎日」を選択すると開始時間の設定後、録画時間を最小1分から最大24時間まで指定出来ます。寄付では上の方でも書きましたが、寄付額によって広告の非表示範囲が異なります。100円と190円はメイン画面のみ非表示、310円以上で全ての広告が非表示になる模様。
画面下部にある歯車のアイコンのボタンで設定画面が表示されます。「ビデオ設定」では解像度やビットレートの指定、「サウンド設定」では録音の有無やビデオと同様に品質に影響するビットレートの指定が行えます。
「その他の設定」では録画したビデオや撮影した写真の保存場所の指定、保存する頻度に指定した時間で分割保存、ループレコーディングを有効化で説明にある通り容量不足の際に古いビデオを削除します。「インターフェイス」ではショートカットでホーム画面に録画の開始と停止のボタンを配置、画面上のボタンでメイン画面の各ボタンの表示の有無を指定出来る他、操作や挙動、表示に関連する設定があります。
「録音の自動開始」は翻訳ミスだと思われますが、実際はBackground Video Recorderを起動した際に自動で録音では無く録画を開始するかの有無となっています。
Background Video Recorderにはウィジェットも付属しており、ボタンが1つの物はショートカットと同様に録画の開始と停止、3つのボタンの物はメイン画面の表示と録画の開始/停止、保存先のフォルダを開く機能となっています。
Background Video Recorder 感想
タイマー録画がどの程度まで安定動作するかは検証していませんが、定期的に観察したい対象を記録するのに便利なアプリだと思います。また、スクリーンオフ状態で撮影し続けられるので通常のカメラの録画よりはかなりバッテリーの消費が抑えられそう。
スクリーンオフの状態でも撮影出来る類似アプリは他にも幾つかありますが、ざっと使用してみた所では録画時間の制限があったりと無料版では実用性が低かったのですが、Background Video Recorderは無料版のままでも機能制限が全く無く用途次第では非常に有用なアプリだと感じました。