LAN経由で動画や音楽を視聴出来るDMSエクスプローラー

DMSエクスプローラー(DLNAプレーヤー)はDLNAに準拠したサーバの動画や音楽、画像といったコンテンツの再生、閲覧が出来るアプリ。例えばPC内の動画や音楽をKodiなどを使って配信し、同一ネットワーク内で接続したスマホで視聴するといった事が出来ます。テレビやレコーダーに保存されている著作権保護されたコンテンツはファイルの参照までは出来ますが、再生は出来ません。

DMSエクスプローラー 機器選択画面
DMSエクスプローラー ファイルの表示
DMSエクスプローラー 再生画面
開発/提供OHMAE Ryosuke
確認バージョン0.7.66
Android 要件5.0以上
価格無料(広告無し)
ダウンロードGoogle Play
DMSエクスプローラー概要

冒頭の方でも書いたように著作権保護されたコンテンツの再生は出来ません。つまりはレコーダーで録画した地デジ番組の再生などは出来ないので、ここを誤解して使用するとガッカリする事になります。但しDMSエクスプローラーは現バージョンでは広告も無く無料で使用出来るDLNAプレーヤーで、上述したようにKodiを使用したDLNAサーバやnasneのような機器に保存してあるファイルを手軽に再生出来ます。

因みに無料で地デジの録画番組などを再生出来るアプリではVideo & TV SideViewがありますが、こちらはソニー製のレコーダーやnasneといった一部の機器のみ対応となっています。

DMSエクスプローラー 設定、使い方

DMSエクスプローラーのインストール後、起動すると対応する機器が表示されます。その際、検出までに少し時間がかかります。対応機器をタップするとその機器の情報が表示されるので画面右下にある矢印のボタンで内部を表示します。

DMSエクスプローラー 機器選択画面
DMSエクスプローラー 機器の詳細表示
DMSエクスプローラー 内部フォルダ表示

フォルダを辿って目的のファイルまで進み、ファイルをタップするとファイル情報が表示されるので、この画面の右下にある再生ボタンから再生を実行。標準設定のままだとDMSエクスプローラー内部のプレイヤーで再生が始まります。

DMSエクスプローラー ファイル表示
DMSエクスプローラー ファイルの詳細情報
DMSエクスプローラー 再生画面

画面右上の3点ボタンをタップすると「設定」と表示されるので、そこから設定画面を表示します。設定にある「再生」では標準で内部プレイヤーによる再生が有効になっていますが無効にする事で自身で選択したアプリでメディアファイルを再生する事が出来るようになります。

DMSエクスプローラー 設定画面
DMSエクスプローラー 設定 再生
DMSエクスプローラー 設定 機能

「機能」では「リンク」は標準のままだとリンクをタップした際にCustom Tabs(アプリ内でブラウジングされる)で開かれますが、無効で標準のブラウザで表示、「機器選択」と「コンテンツ選択」は標準のままだとタップした際に詳細情報が表示されますが、それが煩わしい場合は無効にすると通常のタップで詳細情報がスキップされます。「削除」では記載通り削除可能なコンテンツに削除ボタンを表示します。

「表示」ではアプリのテーマで「ダークテーマ」を有効化する事が出来ます。「玄人」では「並べ替え設定」でファイルの表示順や「動画UIのカスタマイズ」で内部プレイヤーの表示と挙動の設定他、動画、音楽、静止画を表示した際の画面の向きを設定する事が出来ます。

DMSエクスプローラー 設定 表示
DMSエクスプローラー 設定 玄人
DMSエクスプローラー 設定 情報

「情報」ではバージョン情報の他、Google Playストアのリンク、プライバシーポリシー、作者名他、DMSエクスプローラーがオープンソースである事が明示されています。

DMSエクスプローラー 感想

DLNAに対応したメディアプレイヤーではVLCが有名ですが、DMSエクスプローラーはDLNA特化のシンプルなプレイヤーを求めている方に良さそう。Video & TV SideViewのような特例を除けば無料で著作権保護されたコンテンツの再生に対応するアプリは存在しないので、その機能を求めている方には有料のDiXiM Playといったアプリがあります。

DMSエクスプローラーは癖が無く使いやすいアプリとして好印象でしたが、対応機器の検出表示が現バージョンではちょっと待たされるので、ここら辺の改良を今後期待したい所です。