ユーザ同士の揺れた報告を共有出来るP2P地震情報 モバイル

P2P地震情報 モバイルは気象庁が発表する地震情報と津波予報の表示の他、ユーザによって報告された揺れの情報を共有する事が出来るアプリです。勿論揺れの報告は自身で発信する事も可能。プッシュ通知ではユーザが指定した震度以上のみを通知させる事が出来る他、海外の地震情報やユーザの揺れた報告、津波予報、緊急地震速報を通知させるかをそれぞれ設定出来ます。Android版以外にもiOS版やWindows版、Web版が公開されています。

P2P地震情報 履歴
P2P地震情報 リアルタイム
P2P地震情報 設定
開発/提供たくや
確認バージョン0.9.5
Android 要件5.0以上
価格無料(広告無し)
ダウンロードGoogle Play
P2P地震情報 モバイル概要

P2P地震情報は、たくや氏を中心としたP2PQuake development teamという小規模な組織によって開発されているようですが、アプリ名にもあるようにP2P技術を用いた地震情報の共有システムは2007年から公開されており、他のアプリやテレビよりも通知が早いという評価も得ています。

また、冒頭の方でも書いたようにAndroid版の他、iOS版やWindows版、Web版以外に開発者向けにAPIが公開されています。

P2P地震情報 モバイル 設定、使い方

P2P地震情報インストール後、起動すると最初に履歴画面が表示されます。ここには時系列で地震情報やユーザの揺れた報告が表示されています。まずは下部にある「設定」から各設定を見ていきます。「ダークモード」はテーマをダークモードにするかのオン/オフ、もしくは端末の設定を選択。「地域感知情報」は地域を設定しておく事で、揺れた報告を行う事が出来るようになります。

P2P地震情報 履歴
P2P地震情報 地域設定
P2P地震情報 地域選択

後はプッシュ通知の対象とする項目の有効/無効を設定していきます。「地震情報」を有効にした場合は指定の震度以上のみを対象に出来ます。他、遠地(海外)地震情報、ユーザの揺れた報告の地震感知情報、津波予報、緊急地震速報がプッシュ通知の対象となっています。

下部にある「リアルタイム」で表示される画面では地震が発生した際にマップに情報が表示される他、地域設定を行っている場合に「揺れたことを伝える!」のボタンの長押しで、指定している地域の揺れを報告する事が出来ます。

他、Androidの設定の「アプリと通知」-「P2P地震情報 モバイル」-「通知」で通知項目が表示されますが、標準で全て有効になっているので不要な通知をここから無効化出来ます。また、安定してプッシュ通知を受け取るには電池の最適化から除外しておくのがお勧め。設定方法はAndroidのバージョンによって異なりますが、これらの情報は別記事のAndroidのスリープにおけるDoze機能の問題に掲載しています。

P2P地震情報 モバイル 感想

筆者が記事を書いている時間に地震が全く無かったので通知の動作を見る事は出来ませんでしたが、通知の早さでは定評がありP2Pの技術を用いている事からネットワーク障害にも強い特徴があります。災害情報全般を網羅している特務機関NERV防災と異なり閲覧出来る情報は地震と津波予報に限定されてはいますが、その分だけ機能が簡素で設定も容易で誰でも使えるアプリとなっています。

地震以外に大雨や台風、強風といった情報も知りたいという方には特務機関NERV防災をお勧めしますが、地震の速報性を重視している方にはP2P地震情報 モバイルがお勧めです。