オープンソースのWi-Fi状況確認アプリ WiFi Analyzer (open-source)

2023年7月19日

WiFi Analyzer (open-source)(以下WiFi Analyzer)はオープンソースで開発されているWi-Fiの電波状況を視覚的に確認する事が出来るアプリです。同種アプリでは過去にolgor.com開発のWiFi アナライザーを掲載していますが、名前もほぼ同じな上にユーザインタフェイス(以下UI)もそっくりな造りとなっています。但しWiFi Analyzerは無料無広告な上にプログラムのソースが公開されているアプリなのもあって、同種のアプリと比べて安心感もあります。

WiFi Analyzer (open-source) アクセスポイント
WiFi Analyzer (open-source) チャンネルの評価
WiFi Analyzer (open-source) チャンネルグラフ
開発/提供VREM Software Development
確認バージョン3.0.11
Android 要件デバイスにより異なる
価格無料(広告無し)
ダウンロードGoogle Play
WiFi Analyzer (open-source)概要

上述通りWiFi Analyzerはオープンソースで開発されておりプログラムのソースコードはGitHubで公開されています。WiFi AnalyzerはただWi-Fiの電波をチェックするアプリなので、これだけで何かが出来る訳ではありませんが、最近Wi-Fiが頻繁に途切れるとか速度が遅いといった時に改善のヒントになるかもしれません。

WiFi Analyzer 設定、使い方

WiFi Analyzerインストール後、初回起動時に説明画面が表示され「OK」で進むと「位置情報へのアクセス」を許可するかの画面が表示されるので「許可」します。以降、起動時には「アクセスポイント」の画面が表示され、アクセスポイントから信号が届いているWi-Fiの情報や強度が表示されます。家庭内に設置しているWi-Fiルータ以外に周辺のルータの情報も表示されている筈です。

WiFi Analyzer (open-source) 説明画面
WiFi Analyzer (open-source) アクセスを許可
WiFi Analyzer (open-source) アクセスポイント画面

因みに信号の強さはdBmという単位で表示されます。dBmという単位で表示されている-値が少ないほど信号が強く、-値が大きいほど信号が弱い事を表しています。筆者が調べた範囲では-50前後であれば良い方で、-70を超えてくると信号が弱いと考えて良さそうです。

「フィルター」を使うと入力したSSIDや周波数帯(バンド)、信号の強さ、セキュリティの種類によって特定のアクセスポイントのみを表示させる事が出来ます。下部のメニューにある「チャンネルの評価」では星マークで良好なチャンネルを探し出す事ができ、「チャンネルグラフ」では混雑しているチャンネルをグラフで視覚的に確認出来ます。

WiFi Analyzer フィルター
WiFi Analyzer チャンネルの評価
WiFi Analyzer チャンネルグラフ

「タイムグラフ」では信号の安定性を調べる事が出来ます。一定時間表示しておく事で、信号の強度が頻繁に低くなったり途切れたりといった事が無いかをグラフから確認可能。また、画面右上にある3本線のボタンから当ブログで使用している名称ではサイドメニュー、正確にはナビゲーションドロワーが表示でき、各機能の画面の切り替えの他、「出力」でデータの保存や「設定」で設定画面を表示します。

WiFi Analyzer タイムグラフ
WiFi Analyzer ナビゲーションドロワー
WiFi Analyzer 設定

「設定」においては特に変える必要がある項目は見当たりませんが、スキャン間隔は標準で5秒になっているので、タイムグラフでもっと細かく信号の安定性を確認したい場合は1秒や3秒に変えてみると良いかもしれません。

WiFi Analyzer 感想

WiFi アナライザーとほぼ同じUIで同じ機能という事もあって記事も同じような内容になってしまいましたが、通信をスキャンするアプリでは安全性にも気を遣う必要があり、オープンソースで開発されているという面からWiFi Analyzer (open-source)の方が安心感はあります。筆者は類似アプリ全般、このアプリのソースコードを元に作られているのではないかと勝手に想像していますが、幾つかある類似アプリでどれをインストールしたら良いか迷った時は、現状だとWiFi Analyzer (open-source)がお勧めです。