時刻、日付、天気、カレンダー、RSSを表示するデジタル時計化計画
デジタル時計化計画は様々な情報を表示出来るカスタマイズ性に優れたデジタル時計アプリ。時刻表示は市販のデジタル置き時計のようなフォントとなっており、アプリ名にもあるように使用していないスマホやタブレットをデジタル置き時計化するのに最適。時刻以外に日付や、カレンダー、指定場所の天気、ニュースを中心としたRSSを同時に表示させる事が可能。また、時報や音声による時刻の読み上げ、アラーム機能も備えています。
| 開発/提供 | Mizuki Sakamoto |
| 確認バージョン | 4.7 |
| Android 要件 | 4.4以上 |
| 価格 | 無料（広告有り） |
| ダウンロード | Google Play |
これまで幾つかの時計アプリを掲載してきましたが、デジタル時計化計画はその中でも最も機能が豊富で、その分だけ設定項目も多くなっています。また、カスタマイズ性も高く文字色や背景色の指定は勿論の事、縦置き時と横置き時で異なるレイアウトにしたりGoogleカレンダーに登録してある予定の表示や時刻の音声読み上げ間隔も最小1分から指定出来ます。
デジタル時計化計画は無料で使用出来ますが、画面下部に広告が表示されます。同作者のデジタル時計化計画 プロ版では広告を非表示にする事が出来る他に、天気情報の取得間隔が無料版では3時間間隔なのがプロ版では2時間になります。
デジタル時計化計画 設定、使い方
デジタル時計化計画インストール後、初回起動時に「位置情報の取得」画面が表示されます。「緯度経度を取得」ボタンから進むと「位置情報へのアクセス」を許可するかの画面が表示されるので「許可」。これによりその場所の天気予報が表示されるようになりますが、許可しなくても後から設定で緯度と経度を手動で設定する事も出来ます。
「位置情報の取得」後、チュートリアル画面が表示されるので、画面をタップして進めますが下部右にある「今後表示しない」でスキップする事も出来ます。
チュートリアル終了後、メイン画面が表示されますが標準では上部に時刻や天気、日付、その下にカレンダーが表示されるレイアウトとなっています。チュートリアルの説明にもあった通り天気の部分のタップで週間天気予報、カレンダーのタップで別の月の表示となり、ロングタップでメニューが表示されます。
メニューにある「設定」で設定画面を開いて各項目を見ていきます。上部タブの「全般」ではほぼ全ての設定がありますが、横のタブに切り替えると各分野に区切られた設定が表示されます。
「レイアウト＆回転」タブでは表示全般の設定があり、全画面表示やステータスバーの表示の有無、画面の向き、縦と横の向きを反対にするリバース、縦画面時の時計とカレンダーの組み合わせ、横画面時の組み合わせ、余白サイズ、バッテリー残量表示の有無を設定出来ます。
「時計」タブでは「時間の設定」にある「設定を開く」でAndroidの日付と時刻の設定画面を表示。「描写方法」はハードとソフトの処理を切り替える事が出来ますが、表示に問題が無い場合は変更する必要はありません。他、12時間と24時間表示の選択、秒やコロン、影の表示の有無、時計の文字色と背景色の指定、明るさ、スリープさせる時間帯、アラーム音の選択、時報音の選択、時刻の読み上げの設定があります。
「カレンダー」タブでは文字色と背景色の選択、イベントに表示されるイラストや月ごとの壁紙の表示の有無、祝日、六曜、旧暦表示の有無、週の初めを日曜か月曜から選択、日付の表示形式、Googleカレンダーとの連携と予定の表示、予定の日付の表示形式の設定があります。
「色」のタブと「音声」のタブにある設定は時計やカレンダータブにある文字色や背景色、アラーム音、時報音の設定と同じ物で、若干ややこしくなっています。「気象情報」タブでは天気の表示の有無や表示する地域の設定が行えます。
因みに気象情報の観測地点でWi-FiやGPSの位置情報を使用しない場合は「緯度経度を検索する」ボタンからマップを表示してマップ下部に表示される緯度と経度をメモしておき、設定に直接入力する事でその場所の天気情報を表示させる事が出来ます。
「RSS」タブではRSSの表示の有無やRSSリストから表示させるRSSを選択出来ます。事前に登録されているのは殆どがニュースとなっていますが、「新規追加」から自身でアドレスを入力して好きなRSSを登録する事も出来ます。また、スクロールの有無やスクロール速度の設定も可能。
最後に「アラーム設定」を見ていきます。アラームは「新規追加」から複数パターンを登録でき、例えば土日を除いた平日用と土日の休日用を作り、異なる時間で目覚まし用のアラームを鳴らすといった事が出来ます。タイトルの部分は任意の題名を入力しておき「保存」で登録されます。
他、メニューにある+ボタンでアプリのショートカットを登録して、そのショートカットからアプリを起動出来ますが、登録したショートカットの削除方法が筆者には分かりませんでした。
デジタル時計化計画 感想
Android 4.4以上で動作し、かなり古いスマホやタブレットでも使える上に時計に関連する機能のほぼ全てを網羅している多機能アプリ。特に電光掲示板風に表示されるニュースのRSSは非常に面白いアイディアで、他のアプリではありそうで無かった時報や時刻の読み上げも必要としている方にはかなり便利な機能だと思います。
ほぼ完成されたアプリではありますが、後はデザイン面がもうちょっと洗練されていたらとは思いました。設定もダブっている項目があって混乱する所もあり小さな不満点ではありましたが、古いスマホやタブレットを置き時計にするのに非常に秀逸なアプリでした。