音楽プレイヤーと連携して自動で歌詞を表示するWalkman Lyrics Extension

2023年6月6日

Walkman Lyrics Extensionは様々な音楽プレイヤーと連携して自動で歌詞を検索表示するアプリです。アプリ名にWalkmanの名前が付いていますが専用アプリという訳ではなく、多くの音楽アプリで使用可能。プレイヤーで音楽を再生すると自動でWalkman Lyrics Extensionの通知が表示されるので、そこから起動して歌詞を表示する仕組み。検索で見付かった歌詞はテキストファイルでの保存以外に音楽ファイルに埋め込む事も出来る他、単純にアーティスト名と曲名を自身で入力して歌詞を検索表示する事も出来ます。

Walkman Lyrics Extension 通知
Walkman Lyrics Extension 歌詞検索表示
Walkman Lyrics Extension 設定画面
開発/提供Topaz29
確認バージョン5.9.3
Android 要件4.1以上
価格無料(広告有り)
ダウンロードGoogle Play
Walkman Lyrics Extension概要

Google Playに記載のある対応アプリはSpotify/Google Play Music/Apple Music/Amazon Music/Poweramp/BlackPlayer/Musicolet Music Player/Onkyo HF Player/jetAudio Music Player/Neutron Music Player/foobar2000/Youtube music(バックグラウンド再生)/他多数となっています。

筆者は動作確認にAIMPMusicoletを使用しましたが、どちらも歌詞検索表示における連携は完璧に動作しました。ただ歌詞画面下部にあるコントロールボタンはAIMPでは使用出来ましたが、Musicoletでは動作しませんでした。歌詞の検索表示では殆どのプレイヤーで動作すると思われますが、部分的な機能においては相性があるようです。

Walkman Lyrics Extension 設定、使い方

Walkman Lyrics Extensionインストール後、初回起動時には検索画面が表示されますが、まずは左下にある「音楽プレイヤーとの連携」で初期設定を行います。「音楽プレイヤーとの連携」画面で「今すぐ有効にする」から「通知へのアクセス」でWalkman Lyrics Extensionの通知を有効化。「アクセスを許可しますか?」と表示されたら「許可」で進み、更に「端末内の写真、メディア、ファイルへのアクセス」を許可するかの画面も表示されるので同様に許可します。

Walkman Lyrics Extension 初期画面
Walkman Lyrics Extension 音楽プレイヤーとの連携
Walkman Lyrics Extension 通知へのアクセス

通知へのアクセスを有効化した時点で既に使用出来る状態にありますが、先にサイドメニューにある「設定」から設定を行っておきます。「設定」-「操作」と進み「保存形式」で「埋め込み」か「歌詞ファイル」を選択。埋め込みの場合は音楽ファイルに歌詞を埋め込み、「歌詞ファイル」を選択した場合は別途txt形式で保存されます。

Walkman Lyrics Extension メニュー表示
Walkman Lyrics Extension 設定画面
Walkman Lyrics Extension 設定-操作

「歌詞ファイルの場所」で保存先を設定。標準だと「Lyrics Extension」フォルダに歌詞ファイルが保存されます。「自動で歌詞を保存する」が有効になっていると歌詞を表示する度に歌詞ファイルが自動で作られるので私的にはチェックを外して無効化しておくのがお勧め。

Walkman Lyrics Extensionは標準で様々な音楽プレイヤーと連携して動作しますが、「設定」-「音楽プレイヤーとの連携」-「あなたの音楽プレイヤー」で、指定の音楽プレイヤー使用時のみ連携させる事が出来ます。使用しているプレイヤーがリストに表示されていない場合は「他のアプリ」から選択。この設定により指定アプリ以外では通知が表示されなくなります。

Walkman Lyrics Extension 音楽プレイヤーとの連携
Walkman Lyrics Extension あなたの音楽プレイヤー
Walkman Lyrics Extension 音楽プレイヤーリスト

後は音楽プレイヤーを使って音楽ファイルを再生すると自動でWalkman Lyrics Extensionの通知が表示されるので、通知をタップすると歌詞検索が始まり歌詞が見付かった場合は表示されます。既に埋め込みタグで歌詞が存在する場合は、それが優先で表示されますが、右上の3点ボタンのオプションメニューから編集したり保存する事が出来ます。

Walkman Lyrics Extension 通知
Walkman Lyrics Extension 歌詞表示
Walkman Lyrics Extension 歌詞を保存

「歌詞を保存」から保存した場合、設定にある「保存形式」で「埋め込み」を選択している場合は音楽ファイルに埋め込み保存、「歌詞ファイル」を選択している場合は標準で「Lyrics Extension」フォルダにテキストファイルが保存されます。

歌詞が表示されない場合

Walkman Lyrics Extensionは音楽ファイルのタグ内のアーティスト名と曲名を基に検索を行っているので、タグが不正確だと正常に歌詞が表示されません。歌詞が見付からない場合は画面に「No lyrics!」と表示されます。その場合はタグを書き直す事で改善する可能性があり当ブログでは音楽ファイルのタグが編集出来るアプリとしてStar Music Tag EditorMusicoletを掲載しています。

他、右上の3点ボタンのオプションメニューにある「他の歌詞候補」で見付かる可能性や右下にある検索ボタンでアーティスト名と曲名を入力して検索する方法があります。それでも表示されない場合はオプションメニューの「Google検索」を使用してみて下さい。

フローティングウィンドウ

フローティングウィンドウを使うと音楽プレイヤーの上に歌詞画面を重ねて表示する事も出来ます。初回使用時には「他のアプリの上に重ねて表示…」を許可する必要があります。また、「設定」-「音楽プレイヤーとの連携」-「通知から開くパネル」で「フローティングウィンドウ」を指定しておくと通知バーのWalkman Lyrics Extensionをタップした際に標準でフローティングウィンドウで歌詞が表示されます。

Walkman Lyrics Extension フローティングウィンドウ
Walkman Lyrics Extension 他のアプリの上に重ねて表示
Walkman Lyrics Extension プレイヤーに重ねて表示

フローティングウィンドウは上部のドラッグで位置を移動、画面右下をドラッグで表示サイズを変更出来ます。

Walkman Lyrics Extension 感想

当然ながら全ての曲で歌詞の検索が可能という訳ではありません。マイナーな歌手やマイナーな曲ほど正確な検索結果が出ない可能性が高くなります。また、筆者が使用していて不思議だった挙動としてタグを基に行われる自動検索では正常に歌詞が表示出来たのに、Walkman Lyrics Extensionの検索画面から自身で同じ内容を入力して検索した場合は正確な結果が出ない曲が幾つかありました。

使ってみる前までは対応の記載の無い音楽プレイヤーアプリでどの程度動作するのか疑問でしたが、想像以上に動作して驚きました。Walkman Lyrics Extensionの歌詞画面を表示したままバックグラウンドで曲を流している時では、曲が変わった際に歌詞画面も一緒に更新されますし、連携が十分なプレイヤーでは歌詞画面のコントロールボタンから簡単なプレイヤーの操作も行える他、音楽ファイルへの歌詞の埋め込みも容易に出来て便利。歌詞検索で年代やジャンルをどこまでカバーしているのかまでは分かりませんが、筆者の使用範囲では期待以上の有用なアプリでした。