Google ドライブ経由で異なる端末と同期出来るメモアプリ WeNote

WeNoteは一般的なメモの他、ラベルと色による分類やメモ内への画像の挿入、チェックボックス付きのToDoリスト、カレンダー、第三者からメモの内容を隠すロック機能、指定時間に通知するリマインダー他、Google ドライブ経由で他の端末と同期出来る機能も備えるメモアプリです。多くの機能を備えながらも感覚的に使いやすい外観となっています。

WeNote メイン画面
WeNote ロックタイプ選択
WeNote リマインダー編集
開発/提供Notes & Notepad & Notebook
確認バージョン5.45
Android 要件4.4以上
価格無料(広告無し)
ダウンロードGoogle Play
WeNote概要

少し前に類似アプリのNoteinを掲載しましたが、NoteinやColorNoteはメモの色を指定して後から指定の色のメモだけを抽出表示出来るのが特徴でしたが、WeNoteでは標準設定のままの場合はメモの色は視覚的な効果のみで、メモの種類の分類にラベルを使用するのが特徴となっています。但し設定にあるカラーフィルターを有効化して特定の色のメモだけを表示させる事も出来ます。

WeNoteは無料で使用出来ますが専用のクラウドストレージや無制限の色の使用、音声録音、メモ作成中のアンドゥとリドゥ、メモ内の検索、ウィジェット、カレンダーの祝日表示といった多くの機能に制限があり、有料のプレミアムの購入により全ての機能が使用出来るようになります。プレミアムの価格は月額680円、年額7,200円となっています。

WeNote 設定、使い方

初回起動時に仕様や操作の簡易的な説明画面が表示されますが、下部にある「続ける」で進めていくか画面左上の×ボタンをタップして閉じる事が出来ます。メイン画面が表示されるとメモが空の初期状態では画面中央をタップしてメモを作成出来ますが、通常は上部右にあるボタンから通常のメモやToDoリストを作成します。

WeNote 初回起動画面
WeNote プレミアムの案内
WeNote 初期状態

初期状態では「全て」、「カレンダー」の他に「ホーム」と「仕事」のラベルが登録されています。「全て」はその名の通り全メモが表示されるタブで、「カレンダー」も同様に名前通りカレンダー画面が表示されますが、「ホーム」と「仕事」は削除したり名前を変更可能です。

上部タブの右端にある歯車のアイコンからカテゴリに相当するラベルを編集でき、この画面で2本線のボタンをドラッグして位置を入れ替えるとタブの並びも入れ替わります。また、ラベルごとに色を指定する事も出来ます。

WeNote ラベル設定
WeNote メモ作成画面
WeNote メモ作成画面のメニュー

通常のメモの作成画面では最上部にメモのタイトル、その下に本文、下部にあるボタンでメモの色の指定、ラベルの指定、リマインダーの設定、画像の挿入が行えます。下部右端にあるチェックボタンでメモが保存されますが、ナビゲーションボタンの戻るでも自動で保存されます。

また、上部右端にある3点ボタンのメニューから常時上部表示するピン留めやパスワードなどで保護するロック、スタンプの挿入といった操作が行えます。

ToDoリストの作成ではチェックボックス付きのリストが表示されます。やるべき事を1つ1つ確認しながら進めていくのに便利。作成したメモはロングタップして選択状態にすると上部のボタンが変化し、背景色やラベルの変更、ピン留めの有無、削除が行えます。

WeNote ToDoリスト作成画面
WeNote メモの選択状態
WeNote 表示方法

メモの表示画面の右上にある3点ボタンの「ソート」から並びを更新日時や作成日時、アルファベット、カラー順に並び変える事が出来ます。また、「表示方法」では標準のグリッドの他にリスト表示させるといった事が可能です。

カレンダー機能は付属のカレンダー内にメモを登録する機能です。特定の日の予定を登録しておくのに良さそう。使い方は日付をタップして表示されるメニューで「新規メモ」か「ToDoリスト」を選んで、後は同じ要領でメモを作成します。

WeNote カレンダー
WeNote カレンダー内にメモを作成
WeNote カレンダー内のメモ

リマインダーは思い出させる事の意味ですが、WeNoteではリマインダーで設定した時刻に通知を表示します。メモ作成時の下部のボタンや作成後のロングタップの選択状態時からの上部メニューからリマインダーを設定出来ます。標準では朝、午後、夕方、夜といったアバウトな選択肢が用意されていますが、「時間を選択」から細かく時間を設定出来ます。

WeNote リマインダー編集
WeNote リマインダーの時間設定
WeNote リマインダーの通知

上の方でも書いたようにロック機能を使うと第三者にメモの内容を閲覧されないように保護する事が出来ます。この機能を初めて使用する場合はロックタイプを「PINコード」「パターン」「パスワード」の3つの中から選択。ロックされたメモを開く場合は設定したPINコードやパスワードを入力しますが、生体認証を使用して開く事も可能です。

WeNote ロックタイプの選択
WeNote パスワードの設定
WeNote パスワードの入力

画面左上の3本線のボタンからサイドメニューを表示するとアーカイブ化したメモの表示や削除したメモがあるゴミ箱のメニューがあります。また、「設定」から設定画面が表示され、ここで同期設定が行えます。標準ではプレミアムユーザしか使用出来ないWeNote Cloudになっていますが、タップして無料版でも使用出来るGoogle ドライブに変更する事が出来ます。

WeNote サイドメニュー(ナビゲーションドロワー)
WeNote 同期設定
WeNote Google ドライブで同期

Google ドライブを使用した同期では異なる端末でも同じGoogleアカウントでログインしておく事で同じ内容のメモを同期して使用する事が出来ます。自動同期は最短で2時間からと長めですが、「タップして同期」から手動で即座に同期を実行出来ます。

WeNote 感想

機能は豊富ですが視覚的に使いやすい構成になっており殆ど操作に迷う事無く使用出来ました。また、類似アプリでは出来そうで出来ない事が多いフォントサイズの変更もWeNoteでは設定から5段階で変更出来る上に行間も3段階の変更が出来るのが好印象。それと記事の作成中で気付いたのですが、設定にある「カラーフィルター」を有効化するとNoteinやColorNoteと同様に特定の色のメモだけを表示させる事も出来ます。

欠点としては無料版の機能制限が多すぎる事で、リドゥとアンドゥまで制限されているのは予想外でした。編集操作を戻す、戻した操作を取り消しは使用感に深く関わる部分なので、この機能まで制限されているのにはガッカリ。それと有料のプレミアムが高いのもマイナス点でメモ機能の為に月額680円、年額7,200円を払おうという方がどれだけいるのかには疑問に感じます。